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島根県と𝐉𝐄𝐓𝐑𝐎島根、県内𝐈𝐓企業𝟏𝟔社がフォンドン大学と𝐍𝐢𝐗 𝐄𝐝𝐮𝐜𝐚𝐭𝐢𝐨𝐧を訪問 ~ベトナムでの𝐈𝐓人材育成と日越連携強化を目指す~

nix-education.com

ベトナムは、政府によるIT分野の教育政策やインフラ整備、企業誘致などの施策により、IT人材が豊富な国として成長を続けています。また、昨年、日越外交樹立50周年を迎えたことを契機に、日越連携への関心がさらに高まっています。今年春には、出雲空港とハノイのノイバイ空港を結ぶチャーター便も就航し、今後、両国間のビジネス交流のさらなる活性化が期待されています。

このような背景のもと、2024年10月30日に島根県代表、JETRO島根および県内IT企業16社が、ベトナムのフォンドン大学およびNiX Educationを訪問しました。訪問の目的は、ベトナムのIT企業や人材との連携を深め、現地市場の可能性を探ることにあり、現地での視察や企業交流イベントが開催されました。

■フォンドン大学での歓迎と交流

フォンドン大学のビュイ・ティエン・ズー学長は、島根県の訪問団を温かく歓迎し、大学の実績や情報通信技術部の歴史を紹介しました。これに応えて、島根県ブランド推進室の永井達也氏は、島根県と日本全体でIT人材の需要が高まっている現状を説明し、ベトナム人を含めて外国人高度なIT人材を採用することで、国内の人材不足問題を解決することが期待されています。

NiX Educationの代表取締役グエン・チョン・ニア氏も、産学連携IT人材育成プログラム「G-JIT」(NiXコース)について紹介しました。このコースでは、学生たちが専門的なITカリキュラムと日本語を学び、日本企業での就職を目指すことができるよう設計されています。特に3年次からのリモートインターンシップを通じて、卒業後には日本企業での就職機会が100%保証されることが大きな特徴です。

■G-JITの学生と島根県IT企業との交流

この訪問では、G-JITの1期生と2期生の学生たちが、島根県についての印象やIT企業への関心をまとめたハンドアウトを用意し、県内企業に向けてプレゼンテーションを行いました。学生たちはこの交流を通じて、日本企業への理解を深めると同時に、日本文化や働き方についても学ぶ機会を得ました。

交流会では、学生たちが島根県と企業代表に積極的に質問をし、日本での働き方やキャリアパスについて強い関心を示しました。企業側も学生たちとの対話を楽しみ、質問を投げかけることで、互いに学びのある交流となりました。

この訪問を通じて、日越のIT人材交流や企業連携がさらに強化されることが期待されています。今後、NiX Educationと島根県の協力が生み出す可能性が、日越両国のIT分野の発展に貢献することでしょう。

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