[イベントレポート]オンライン開催:「キャリアオリエンテーション&Credly発行ワークショップ」

— スキルを“見える化”し、キャリアの可能性を広げる —
GJIT学生のためのキャリアオリエンテーション
NiX Educationは、ベトナムのVKU・PDU・NTU大学のGJITプログラム学生を対象に、オンラインワークショップ「キャリアオリエンテーション&Credly発行体験」を開催しました。
本イベントは、日本企業での就職を目指す学生に対し、最新の採用トレンド、面接スキル、そしてスキル証明の新しい形「Credly」について学ぶ機会を提供しました。
Skills-first Hiring — スキル重視の採用時代へ
近年、世界の採用市場では「Skills-first Hiring(スキル重視採用)」への転換が進んでいます。現在、約80%の企業が「学位よりスキル」を重視しており、特にIT・エンジニア分野ではこの傾向が顕著です。ベトナムでもIT・技術産業が急速に成長する一方で、多くの大学ではスキル証明の仕組みがまだ標準化されていません。
その中で、Credlyは「学びを信頼できる形で証明する」デジタルバッジとして注目されています。
ベトナムIT人材市場の現状と課題
講師からは、ベトナムのIT人材に関するデータも共有されました。
- 現在、年間15〜20万人のIT人材が不足しており、この傾向は2026年まで続くと予測されています。
- 企業は候補者のスキルを客観的に評価することが難しく、学位や成績だけでは実務力を測れないという課題があります。
Credlyのようなスキル認証システムは、
- 【大学】教育の質を見える化し、信頼性を高める
- 【企業】スキルを基準に採用判断を行い、ミスマッチを減らす
- 【学生】「スキルで証明する」新しいキャリア構築を可能にする
という三者にとってのメリットが期待されています。
GJIT学生に求められる4つのコアスキル
NiXは、グローバルエンジニアとして活躍するために必要なスキルを以下の4つに整理しました:
- 論理的思考力
- 専門的技術スキル
- ビジネス基礎知識
- 異文化適応力
これらのスキルは、将来的にCredlyを通じて認証される対象にもなります。
面接スキルを磨く:プロと先輩からのリアルアドバイス
ワークショップ後半では、NiXの講師による面接スキルアップセッションが行われました。
講師がよくある質問と回答のポイントを解説し、学生が実際にロールプレイ形式で練習。
「3分で印象を残す話し方」「STAR法を使った自己PRの組み立て方」など、実践的なテクニックを学びました。
さらに、日本で活躍する2名のGJIT卒業生(先輩)が登壇し、面接体験談や就職後のエピソードを共有。学生たちは、「笑顔で始めることの大切さ」「質問の意図を理解して答える」など、リアルな現場の知恵を吸収しました。
Credlyデジタルバッジの紹介と発行体験
セッションの最後には、Credlyデジタルバッジの仕組みと発行プロセスについて紹介が行われました。
Credlyは、学生が修得したスキルをオンライン上で可視化・共有できるグローバル認証ツールです。
LinkedInや履歴書で活用することで、企業からの信頼度と採用競争力を高めることができます。
NiX – ベトナムエンジニアを世界へ
今回のワークショップは、NiXが掲げる教育モデル「IT × Japanese × OJT」を体現するものでした。Credlyを通して“見えるスキル”を証明し、面接スキルを磨くことで“伝える力”を育てる。
NiXはこれからも、「Diversity is Strength(多様性は力)」の理念のもと、ベトナムの若手エンジニアが日本・世界で活躍する未来を共に創っていきます。
NiXプログラムや採用連携に関するお問い合わせ
NiX Educationでは、日本企業向けに、実践的な日本語力とITスキルを兼ね備えた人材の育成・紹介を行っています。
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